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障害者雇用(M.Iさん)へインタビュー

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障害者雇用(M.Iさん)へインタビュー

企業が持続的に成長し、社会に貢献するためには、多様性を尊重し、すべての人がその可能性を最大限に発揮できる環境を整えることが不可欠です。
私たち化研マテリアルでは、障害を持つ方々を積極的に雇用し、その能力を活かすことで、社会的責任を果たすとともに、より豊かな職場作りに取り組んでいます。そしてこの度、待望の「2人目」となる障害者雇用枠での新メンバー、M.Iさんを社内に迎えることとなりました。
1人目の採用が「挑戦」であったなら、2人目の採用は、当社のダイバーシティが「文化」へと定着し始めた証です。今回のコラムでは、M.Iさんへのインタビューとともに、当社の新たな一歩をご紹介します。



目次



サンプル

困難を乗り越えて見つけたのは、デジタルと感性で描く「自分軸」の生き方。

M.Iさん

■入社年:2025年
■部署名・役職:総務部人事チーム
■職種:事務職
■出身地:埼玉県
※顔出しが恥ずかしいので、後ろ姿やイラストでご容赦ください

Interview01

40歳で発達障害の診断を受けるまで、私は「なぜ周りのように振る舞えないのだろう」という、答えのない問いをずっと抱えて生きてきました。 学校で感じた孤独や、周囲からの「もっと頑張れるはず」という言葉に、自分でもどう応えればいいのか分からず、自分の個性が環境と上手く噛み合わないもどかしさを、長い間感じていたように思います。

そんな、少し暗闇の中にいたような私を救ってくれたのが、「デジタル」の世界でした。

初めてパソコンに触れたとき、目の前の景色がぱっと明るくなったのを覚えています。他のことにはなかなか集中できなくても、画面に向かっているときだけは、時間を忘れて没頭することができました。WindowsMacintosh、それぞれの世界を自由に行き来することは、当時の私にとって唯一、自分らしくいられる大切な居場所でした。

社会に出てからも、環境に馴染めず体調を崩すなど、決して平坦な道のりではありませんでした。 しかし、診断という一つの「答え」を得た今、ようやくこれまでの苦労を静かに受け入れられるようになっています。

私には、見た目では分かりにくい不器用さがあります。 けれど、一つのことに深く潜り込める集中力や、人とは少し違う視点から物事を見つめる感性も、これまでの歩みの中で育まれてきました。

これからは、無理に誰かの正解に合わせるのではなく、自分を活かせる環境を自ら整えながら、持てる力を少しずつ社会に還元していきたいと考えています。不器用ながらも歩んできたこの経験が、いつか誰かの力になれば幸いです。

聴覚過敏保護用マーク

Interview02 

40歳で発達障害の診断を受けるまで、私は「なぜ周りと同じようにできないのだろう」という葛藤のなかにいました。しかし、Windows98との出会い、そして国立職業訓練リハビリテーションセンターでの学びが、私に「自分らしい歩み方」を教えてくれました。

「できないこと」を「得意」で補う工夫

人前で話すことが苦手なら、言葉以上に想いが伝わるような丁寧な資料を作る。 たとえプレゼンで言葉に詰まっても、図解を駆使した資料が「分かりやすい」と喜んでいただけたことは、私にとって大きな自信となりました。「困ったときは彼女に聞いてみよう」と周囲の方に頼っていただけるようになったことは、何よりの喜びです。

自分を健やかに保つための知恵

日々の生活を穏やかに過ごすために、自分なりの「守り方」も身につけました。

  • 感覚過敏には: ノイズキャンセリングを活用し、心静かな環境を作る。
  • 過集中には: 夢中になりすぎないよう、意識的に休息を挟む。
  • 周囲との比較には: 「人は人、自分は自分」という優しい境界線を引く。

資格やスキルを積み上げること以上に、自分の心と体を大切にする術を学んだ時間は、私にとって欠かせないプロセスでした。それは足りない部分を埋める作業ではなく、「持っている個性をどう活かすか」を前向きに考える時間だったと感じています。

これからは、私なりの視点を活かした「分かりやすさ」で、誰かのお役に立ちたい。 自分らしく、そして周囲との調和を大切にしながら、穏やかな日々を一歩ずつ積み重ねていきたいと考えています。

聴覚過敏保護用マーク



Interview03
 

訓練校の担当者から「PowerPoint、公式LINE運営、ホームページの編集」と書かれたメモを渡されたことがきっかけです。公式LINEの経験はなくても、他の2つは独学ながら得意な分野だったので、どのようなスキルが求められているかイメージができたことが大きかったと思います。
一般枠では、できて当たり前だったため「すごい」と褒めていただけることが最初はとても不思議な感覚でした。職場実習では、PowerPointExcelでの資料作成を行いましたが、現在も業務で役立てています。今でも褒めていただけることが多いので、日々の自信に繋がっています。

デスクのイラスト

Interview04 

現在は、公式LINEの運営や派遣社員の方々のタイムシート入力、社内広報(総務info)の更新、挨拶状の管理、シュレッダー回収など、幅広い業務を担当しています。

また、定型業務だけでなく、PowerPointExcelを使った資料作成やフォーマット作成など、その時々に必要とされるサポート業務にも携わっています。もともと好奇心が旺盛な性格もあり、新しいシステムや未知の分野にチャレンジさせていただける環境に、とてもやりがいを感じています。

新しい業務を依頼された際は、まずは一度引き受け、自分の中で「できること・少し工夫が必要なこと」を整理する時間をいただいています。 もし自分一人では難しいと感じた場合でも、早めに周囲に相談し、今の自分にできるベストな形を模索するようにしています。周囲の理解とサポートのおかげで、一歩ずつ着実に業務の幅を広げることができています。

打ち合わせのイラスト

Interview05 

これまでの経験を大切にしながら、新しいシステムや業務に挑戦できることに、日々大きな喜びを感じています。 以前から関心のあった「kintone」などの新しいツールを実務で触れる際は、新しい扉が開くようなワクワクした気持ちになり、とても前向きな姿勢で取り組むことができています。

もちろん、初めて経験する業務は、自分の中で全体像を掴むまでに少し時間をいただく場面もあります。不器用な部分もありますが、一度仕組みを理解してからは、「どうすればもっと相手に喜んでもらえるか」を常に考え、一つひとつの作業に心を込めるよう努めています。

以前、心を込めて作成した資料を「丁寧に応えてくれてありがとう」と喜んでいただけたことがありました。その言葉は、私にとって何よりの自信となりました。

新しいことを習得するまでのプロセスを支えてくれる仲間に感謝しながら、最終的に「あなたに任せてよかった」と安心していただける状態を目指すこと。それが、私の仕事の楽しさの原動力です。 これからも自分自身の歩みを止めず、新しいことにも柔軟に挑戦しながら、少しでも組織の力になっていきたいと考えています。

パソコンを見つめるイラスト

Interview06 

休日は、大好きなロックやメタルの重低音に身を任せる時間が至福です。音楽への情熱は鑑賞に留まらず、ストレス発散も兼ねてライブにも足を運びます。ライブを主軸に国内旅行を組み立てるのが私の定番スタイルです。旅先では、歴史を感じる神社仏閣を巡り、御朱印をいただくのが楽しみの一つ。また、蒸気機関車やディーゼル車の力強いエンジン音には、音楽とはまた違う重低音に惹かれます。さらに、高校時代から続いている文通の友人に会いに行くのも、旅の大切な目的。新しい景色と懐かしい絆を大切にする、そんな休日を過ごしています。

SLばんえつ物語
 

Schedule

9:00

午前の業務

infoページ更新や公式LINEに関する連絡が届いているかメールやチャットを確認します。
ルーティンがあると安心できるため、習慣化しています。
定期業務をやりつつ、依頼業務や挨拶状の処理も併せて行います。

パソコンと封筒のイラスト

12:00

お昼休み

ほとんど休憩室で食べています。
ひとりの時間を大切にしているため、音楽を聴きながらの昼寝は至福の時間です。

お弁当と音楽を聴くイラスト

14:00

シュレッダー回収・作業

機密情報を含む書類をシュレッダーするため、各階から回収します。
Sさんも作業をするため、半分ずつに分け空いている時間に行います。

シュレッターと書類のイラスト

15:00

午後の業務

公式LINEの状況確認や配信予約をしています。
マニュアル作成もこの時間にやることが多いです。

もしよろしければ、ぜひともLINEのお友達登録お願いします。

LINE紹介ページ

16:00

退社

そのまま帰宅することがほとんどですが、
好きな日本酒を買いに行くこともあります。
旅行ついでに買うこともしばしば(笑)。

日本酒の写真

モンブランの写真

 

化研マテリアルに入社を検討されている方へメッセージ

私は長年、周囲との違いに悩み、自分を責めては体調を崩すことを繰り返してきました。「普通にならなければ」という一心で取得したMOS資格や、独学で磨いたPCスキル。当時は必死でしたが、それらが今の自分を支える確かな力になっています。

大きな転機となったのは、訓練校での学びを通じて、自分の特性を客観的に知ることができたことでした。今は、自分の特性を「直すべき欠点」ではなく、心地よく働くために「整えるべき条件」だと捉えています。

現在の職場では、聴覚過敏への配慮として耳栓の着用やWEBブースの使用を認めていただくなど、静かな環境で集中できるよう配慮していただいています。また、月に一度の通院や、体調が優れない時の早期休養をルールにすることで、無理のないペース配分を心がけています。

ここは、相談に対していつも真摯に耳を傾けてくれる、とても風通しの良い職場です。 自分の得意なことを活かしながら、会社の方々と一緒に「自分らしくいられる環境」を整えていく。そんな安心感の中で、私はこれからも長く、大切に仕事を続けていきたいと考えています。

化研マテリアルの取り組み

合理的配慮の特徴
愛用耳栓の写真

特徴1:ノイズキャンセリング

来客や電話の音が気になる際、目立たない耳栓を使用しています。お気に入りはLOOPの耳栓で、集中力を維持するための大切なアイテムです。

WEBブース

特徴2:WEBブースの活用

体調や周囲の状況に応じてWEBブースを利用。適度な密閉感と静かさがあり、耳栓なしでも非常に快適に業務へ没頭できます。
※詳細は東京本社紹介ページをご覧ください。

編集後記

貴重なエピソードを語ってくださったM.Iさんに、心から感謝申し上げます。 M.Iさんが「デジタル」という味方を見つけたように、誰にでもその人だけの輝ける場所があるはずです。私たち化研マテリアルは、そんな「個性の原石」が安心して磨かれる場所でありたいと願っています。

障害の有無という垣根を超えて、異なる視点や感性が混ざり合うことで、新しい価値が生まれる。そのワクワク感を大切にしながら、私たちは多様な仲間と共に、より豊かな社会の実現に向けて歩み続けます。

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