弊社では、パパママの育児休業取得を促進しておりまして、子育てをしながらでも働きやすい環境作りに取り組んでおります。
現在は多様な働き方や価値観がある時代であり、画一的な勤務体系による生産性や社員の満足度向上が難しくなっております。そんな中人生の様々なライフイベントに会社が寄り添うことで、より働きやすい・働き甲斐のある会社を目指しております。
そこで、男性で育休を取得したKさんと、産休育休を経て時短勤務しているHさんにインタビューをしてきました。
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K.Kさん(男性社員)
入社年数:3年目
職種:カスタマーサービス
平日の働き方時間:8:30-17:30(フルタイム勤務)
家族構成:妻、子供(1歳8か月)
育休取得期間:2022年1月~5月までの4か月
Q1.育休を取得しようと思ったきっかけはなんですか?
単純に、子供が生まれたら取得しようと思っていました。ただまだ入社して1年経過していなかったため※、出産後すぐは取得できず、入社1年を経過した生後半年のタイミングで育休を取得しました。(※社内規定による)
Q.2育休取得に対して不安なことはありましたか?
まだ男性が育休を取得したことがなかったため最初は心配もありましたが、会社は先駆者としてぜひ取ってほしいと後押ししてくれました。また実際に育休取得したことによって何か不利になることはもちろん(業務上など)ありませんでした。
取得前と取得後も、上司と相談する機会があったので、不安はありませんでした。
Q.3育休を取得するために準備したことはありましたか?
引き継ぎ業務を行ったことです。自分が抜ける間の業務内容の整理などはしっかり行いました。あとはリアルな話ですが、育休期間中のお給料や税金関係も調べました。やはり生活がありますので…。会社でも資料を用意してくれたので、色々理解できました。人事の方からもご説明もありました。
Q.4育休明け業務にはスムーズ戻れましたか?
受け入れてくれる体制は整えてくれていましたので、スムーズに戻れました。業務上必要なシステム等の申請もすべて終わらせてくれていたので、復帰後すぐに業務を行うことができました。
Q.5育児と仕事の両立のコツ
両立できているかはわからないですね(笑)でも自分の中で家事育児、仕事の比率を考えて、業務のメリハリを考えるようになりました。効率や優先順位を考えて、家に仕事を持ち込まないようにしています。
子供は現在保育園に通っていますが、体調不良の際は子の看護休暇などを利用し、妻と相談して看病しています。
Q.6これから育休を取得しようと思う男性社員にアドバイスはありますか?
まだ世の中的に男性が育休を取りづらい文化というか、雰囲気があると思いますが、気にせずに取得したらいいと思います。子供が小さいうちは数年ですし、育休をとるのはその内の数か月です。長い仕事人生の中で、子供と向き合う時間に数か月使うことは僕にとってはとても大事でした。また会社も推奨していましたし、みなさんもどんどん取得したほうがいいと思います。
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E.Hさん(女性社員)
入社年数:9年目
職種:事務職
平日の働き方時間:9:00-16:00(時短勤務)
家族構成:夫、子供(3歳)
育休取得期間:2020年9月~2021年10月の1年間
Q.1ご出産後も働き続けようと思ったのはなぜですか?
同じ部署内や他部署でも実際にお子さんを出産されて復帰してバリバリ働いている方がいたので、私にとって出産後も復帰して働くことは当たり前でした。辞めようなど考えたことはなかったですね。また時短勤務で復帰している方もいたので、私も時短で復帰しようと思いました。身近に取得して、働いている方がいたことが大きかったと思います。会社としての制度も整っていると思いました。
Q.2妊娠中や、産休・育休を取得することに不安なことはありましたか?
コロナ禍だったこともあり、会社が配慮してくれて在宅勤務にして頂きました。自分の業務をいつまでに誰に引き継ぐのか等、上司の方が事前に準備もしてくれたので、業務面でもすごく配慮してもらえました。産休育休を取得することは社内では当たり前の社風なので、不安はありませんでした。
Q.3スムーズに業務に戻れましたか?
意外にスムーズに戻れました。体が仕事を覚えていました(笑)また私が復帰した時期がちょうど繁忙期だったため、バタバタと毎日が過ぎていきました。元々は仕入先の担当をもっておりましたが、復帰後は担当は持たずに、部署の皆さんの業務をサポートしております。時短勤務ということもあり、復帰後の業務内容も配慮して頂き有難かったです。
Q.4働くママとして大変なことはなんですか?
やはり子供の体調不良でお休みすることが多いことです。親がコントロールできないところでもありまして…ですが、部署の方は本当に暖かくて、子供が病気だけど休みづらい…ということはありません。もちろん罪悪感や申し訳ない気持ちでいっぱいにはなります。その分、日頃の業務を一所懸命にこなして、会社に貢献しようという気持ちです。理解がある職場だと思います。繁忙期の時は多少残業することはありますが、基本的に定時で帰れています。
Q.5育児と仕事の両立のコツ
仕事も育児も一人で抱え込まないことだと思います。日々の子どもの保育園の送り迎えや体調不良で仕事を休まないといけないときも夫と相談しながら分担して協力しています。
また時短勤務で業務時間が少ないこともあり、限られた時間の中で集中して業務を行っています。いつ保育園から体調不良の呼び出しがあるかわかりませんので、いざ急に休んでも大丈夫なように業務は早め早めを心がけています。
Q.6これから育休を取得する方へアドバイスはありますか?
当たり前に取得して、復帰してほしいと思います。会社としてもサポート体制は整っていますし、実際に取得して復帰しているママさんがたくさんいます。同じ道を辿っているので、「わかるよ、大変だよね。」等の励ましや、自分の経験談等話して下さったり、気軽に相談できる環境があります。復帰後の働き方にどうしても困ったときは、自分の上長や人事の方も働き方の相談にのってくれると思います。
Q.どんな制度があれば嬉しいですか?またどんな制度があればパパママがより働きやすくなると思いますか?
E.Hさん
時短でもフレックスタイム制を導入してくれるとありがたいです。やはり子供の病院等で少し早めに帰宅したいということもありますので・・・より柔軟に働けるといいなと思います。また時短勤務を小学校3年生まで引き上げてくれると、より安心して働けるなと思います。
K.Kさん
男性の育休の場合は、制度の前に取りやすい社風や雰囲気を作ってくださるとみんなが取りやすくなるのかなと思います。このご時世、共働きは当たり前なので、男性の育児家事の参加は当たり前の世の中です。共働きのお母さんにだけすべてのしわ寄せがいかないように、お父さんも同じように育児家事に参加できる社風になってくれると嬉しいです。
また、育休中、会社と一切の関りがなくなったことが、良くも悪くも寂しかったです。バンバン仕事の連絡が来るのは嫌ですが、(笑)会社の状況がわかならいことに不安はありました。何か会社とコミュニケーションがとれるといいかなと思いました。男性の育休の場合は比較的短期間なことが多いので、その間の引き継ぎのアウトラインがあると男性育休のハードルが下がると思いました。
編集後記
インタビューにご協力頂きありがとうございました。最近は若い方がどんどん入社しているので、ご結婚・ご出産とライフスタイルに変化が出てくる方も増えてくると思います。当たり前ですが、職場には様々な年齢・役職の方が集団で業務をする場です。それぞれが働き続けながら、お互いの個性や人生のライフイベントを認め合い、助け合えるような職場であってほしいと願っております。